大阪・新世界に住む真剣師の飛田と、プロの名人を目指す香山は幼なじみで、対照的な性格でありながらも二人は将棋が取り持つ腐れ縁の仲だった。香山は薬屋の加奈子に想いを寄せていたが、彼女は“将棋オタク”の香山がじれったい。一方、日本海の温泉町に出向いた飛田は、そこでストリッパーの照美と出会い、また想いを寄せる。そんな折り、二人の前に伝説の老真剣師・三田村が現れる。老いたりとはいえど強い三田村に飛田は歯が立たない。そんな中でも借金取りから逃げながら、プロ、アマ問わず真剣勝負に燃える飛田。やがて彼は名人戦に挑むことになる。相手はまだ少年だったが甘くはない。飛田は名人戦にすべてをかけて、平安の本将棋で三田村と再度勝負をする。飛田はようやく三田村に勝ち、遂に矢倉名人に挑む。そして、長時間の勝負の末、飛田は矢倉を打ち崩すのだった。 <p> <br /> </p>">""><>
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